ブログ『新年度を迎えて』

投稿日:2015年4月16日(木)

新しい年度を迎えることが出来ました。最近は一年がとても早く感じるようになりましたが、年齢によって感じる一年の早さが違うと、ある記事に書いてありました。例えば、6歳の子どもは6分の1ですが61歳の私は61分の1の早さで一年が過ぎるのだそうです。これからますます一年の早さが増してくるので、一日一日を大切に生きていきたいものです。

ところで、ぽらろーな機関誌の表紙に「地域で楽しく暮らそうよ」と書いてあり、この言葉は法人の理念につながりますが、昨年度理事会において、誰にも判りやすい理念を作ろうということになりました。そして、今回、新たに理念をまとめることが出来ました。特別に新しい理念を作ったのではなく、第二若駒の家は何のために設立されたのか、法人としてどのような考えで運営をしているのか、若駒ライフサポートの特長は何か、などを話し合いながら文章にまとめました。これから、この理念を皆さんに伝えていくようにしていきたいと思います。

 

法人理念.pdf

 

これから、絵に描いた餅にならないように、そして、この理念を忘れずに、それぞれ働いているすべての支援者の判断基準になってもらえるように願っています。

 

利用者がいる限り法人としての運営が続きますので、その時代に合った内容で福祉サービスが提供されていくと思います。その中にあってもこの理念が受け継がれていって欲しいと思います。

 

(今回、この理念の素案を作るにあたって、法人事務局の米山やよいさん、大沢佳子さん、丹野国雄さん、そして法人に係ってくださっている社会保険労務士の方に協力して頂きました。有り難うございました。)

 

仮認定NPO法人若駒ライフサポート

理事長 大須賀裕子

 

『✿ 卒業生を祝う会 ✿』

投稿日:2015年4月16日(木)

3/7(土)第二若駒の家にて、今年も卒業生を祝う会を行いました。

 

いつもボランティアに来てくださっている創価大学社会福祉研究会の皆さん、

非常勤職員として関わった学生さん、

そして...学童部の松浦直輝さんが、高等部を卒業されました!!

 

松浦くん、ばっちりキメて出席をしてくれました!

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西野カナの「Best Friend」のBGMとともに、

メッセージの書かれた紙を持って、卒業生の入場を迎えました。

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メンバーに関する○×クイズは、みなで盛り上がり

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卒業生の想いがこもった出し物では、笑いあり涙ありでした。

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また、メンバーが卒業生のために一生懸命作ったプレゼントの贈呈の時や、

卒業生の一人一言の時には、卒業生との別れを惜しみました。

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笑顔と感涙がたくさんたくさんの、卒業生を祝う会でした☆

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春は出会いと別れの季節。共に過ごした仲間がいなくなってしまうのは、

やはり寂しいものですが、彼らの新たな環境をみなで一緒に応援していきたいと思います!

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第二若駒の家 辻

ブログ『年度末を迎えて』

投稿日:2015年3月19日(木)

 

今年度も残すところ半月になりました。4月から新しい年度を迎えます。卒業式や入学式の季節になると、別れと出会いがあります。みなさんはどのような出来事をお迎えでしょうか?

 

若駒ライフサポートでは、大学生の非常勤職員が卒業と同時にそれぞれのふるさとへ帰り就職されるので、メンバーにとっては辛い別れの時期になっています。また、第二若駒の家やスペースらせりでは高等部を卒業するメンバーもいて、卒業後はそれぞれの通所施設へ行きます。

その中で、幼児部から関わった方がいます。15年近くスペースらせりに通ってきてくれました。職員始め様々な人たちとの出会いがありました。大きく成長したSさんは新たな環境で4月からスタートします。これからは、地域の中でいくつかの福祉サービスを利用しながらの新生活が始まります。

 

若駒ライフサポートは名前の通り、一人一人の人生を支援していく法人です。それぞれの新しい生活の中で支援の内容も変わっていき、それぞれのライフステージに応じた新しい支援を行っています。いつまでも寄り添いながらサポートできるようにしていきたいと思います。そうして人と人との関係が継続することで、地域生活を続けていくことにつながっていくと思います。

 

年度末には、それぞれの団体のボランティアさんや介助者との話し合いがもたれています。どうぞ支援者の力を発揮してもらい、障害者の社会参加や暮らしを支えてください。

 

最後になりますが、若駒ライフサポートに関わったすべての皆さまに、この1年を笑顔で過ごすことが出来ました事を感謝申し上げます。

 

仮認定NPO法人若駒ライフサポート

理事長 大須賀裕子

ブログ『第5回八王子在宅重症心身障害児者の会勉強会のお知らせ』

投稿日:2015年2月26日(木)

 今年は昨年のような大雪が降ることもなく春を迎えられそうです。八王子市役所玄関ホールにて昨

年の大雪の時の八王子の街の風景が写真で展示されています。まるで他所の街のように思いますが写

真をみると交通がマヒしていて、歩いている人たちが沢山いたことを思い出してしまいました。

 

 昨年の2月には在宅の会の勉強会も急遽中止になりましたので、今回は3月に開催することになり

ました。内容についてはチラシを開いてみて下さい。今回の勉強会はとても充実していて、小児科の

先生からの基礎知識から始まり、ライフステージにそった支援の取り組みや課題、そして最後は東京

都立小児総合医療センターの先生から講演があります。なかなかこのような講師を揃えることができ

ませんので、どうぞ当日ご都合が良い方は早めに申し込みをして下さい。

 今回の勉強会は、誰でも参加してもらって良い勉強会です。とりわけ、ヘルパー事業所の方やヘル

パーさんの参加を期待しています。在宅で暮らす重症心身障害児者はヘルパーさんなしでは生活が出

来ません。少しでも障害児者を知ってもらい、関わってもらえるように今後も在宅の会では啓発して

いきたいと思っています。

 今後も在宅の会では、ヘルパーさん向けの医療ケアのスキルアップができる研修なども企画してい

ます。どうぞ、口コミで紹介してもらえると嬉しいです。
 
 
チラシ第5回勉強会
 
 
 私は27年前に看護学校へ通い、医療と福祉を繋げる仕事をしたいと願ってきました。それを今で

きることを大変嬉しく思っている今日この頃です。しかし、それらを繋げるためにはそれぞれの分野

の人たちが顔と顔で知り合い、理解し合う事をしなければ課題も見えません。

今後も「どんなに重い障がいがあっても地域で楽しく暮らそう」という若駒ライフサポートの理念を

実現するためにも、多職種の方達とより一層の連携をしていきたいと思います。
 

仮認定NPO法人若駒ライフサポート

理事長 大須賀 裕子

ブログ『しあわせは いつも じぶんの こころが きめる』

投稿日:2015年2月5日(木)

この詩は相田みつをの書いた詩です。私は今年になってまだ1ヶ月しか経っていないのに、この詩が

心に響きました。

どんな逆境に陥っても、またどんなに辛いことがあっても、自分がどのように望んでいるのか、どの

ように進んでいきたいのかで答えは導き出されるように思います。

 

今年初めに、そんな悩みを抱える人と出会い、寄り添うことが出来ました。

知人が小さな時の貧しかった頃の生活や苦労していた頃の生活を語って、その時は不幸せだとは思わ

なかったと言いました。お金がなくても苦しい環境の中でもしあわせを感じることが出来たのです。

 

私は高校1年生の時に父親を癌で亡くしました。そして、その後も母が病気になったりして、青春時

代は苦労しました。しかし、今思えば、その状況を受け入れながら自分がしたいと思ったことをやっ

ていったと思います。恵まれた環境にはありませんでしたが、そのことが反って私の芯の強さを育て

てくれたと思っています。

 

この詩のように、しあわせは自分の気持ちしだいです。他者と比較するものでも、物やお金だけでは

評価できるものではないのです。私が今、しあわせを噛みしめています。それは健康で人の役に立て

る仕事をしているということです。

 

仕事だけでなく、地域の人たちと出会い楽しく生きていける第2の人生を模索しながら、今のしあわ

せを持ち続ける自分でありたいと思う今日この頃です。

 

立春になりましたが、寒さに負けずに皆さまお身体ご自愛下さい。

 

仮認定NPO法人若駒ライフサポート

理事長 大須賀 裕子

ブログ『第2回八障連主催講演会 のお知らせ』

投稿日:2015年1月13日(火)

今月末に八障連主催の講演会が開催されます。

「第2回 高齢化を迎えた今                                ~グループホームは、障がいの重い人たちの地域生活の場となりうるのか?~          『八王子市のグループホーム実態調査(2013)を受けて、グループホームの現状と課題    そして、 その可能性を考える』」

 

興味のある方はどうぞ奮ってご参加ください。

(詳細は以下のチラシをご覧ください)

 

第2回高齢化を迎えた今

 

 

仮認定NPO法人若駒ライフサポート

理事長 大須賀 裕子

 

 

 

ブログ『新年明けましておめでとうございます』

投稿日:2015年1月10日(土)

未年の2015年、平成27年はどんな年になるでしょうか?

希望をもって、プラス志向でいきたいものです。羊のように温かく優しい気持ちも大切にしたいものです。

 

昨年末に相談支援事業所の利用者宅にお邪魔する機会がありました。30歳代で難病になり、ほぼ

寝たきり状態になってしまいました。ご両親が介護されていて、2年間入退院を繰り返しています。

しかし、在宅医が自宅で点滴や採血をしてくれるので、自宅で治療することが出来て入院することが

少なくなったと話していました。お邪魔したときはヘルパーさんがいて介護されていました。

 

日中はほぼ毎日ヘルパーさんが来ていて、週2回の訪問看護師さん、週1回はリハビリの先生、月

2回は往診の先生が来てくれます。まるで、ご自宅が病室のようになっているように感じました。そ

の他に、週1回は訪問入浴、月1回は訪問歯科、月1回は専門医師の往診もあります。

 

ご家族だけで過ごすのは、夜間と日曜日だけです。このような生活を目の当たりにして、どんなに

障害が重くても地域で暮らしていけるようになっていることに少し安心しました。

今年も地域の中で生活していく上で困っている障がい者や障がい児とその家族の人たちと出会い、

少しでも支援することができたらいいなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

また当法人の機関誌「ぽらろーな」が今後ホームページでもご覧頂けるようになる予定です。各団体

からの情報やメンバーの活動などの紹介が載っていますので、掲載の折はご覧頂けたら嬉しいです。

 

 

仮認定NPO法人若駒ライフサポート

理事長  大須賀 裕子

ブログ『今年も一年ありがとうございました』

投稿日:2014年12月25日(木)

 「今年1年も残り少なくなりました」と、昨年末も同じ文を書いたことを思い出します。

 今年も1年振り返るといろいろな人と出会いました。計画相談をすることで多くの人からの依頼が

あり、3歳くらいの障害児から大人まで幅広い人たちと新たに出会いました。そして、地域で人と人

とが繋がることが本当に大切なんだと実感しました。孤立せずに、誰かと繋がっていき、相談するこ

とで、また誰かと繋がっていくと思う、そんな1年でした。

 

 ブログも来年で3年目を迎えます。多くの人たちに読んでいただきありがとうございます。また、

第二若駒の家の活動風景も紹介することが出来たと思います。障害のある方達の笑顔がやっぱり嬉し

いです。笑顔があるからこそ、多くの人たちの支えになっていきたいと思います。来年も沢山の笑顔

と沢山の出会いがあることを祈っています。

 

どうぞ、風邪など引かずに良い年をお迎え下さい。

 

仮認定NPO法人若駒ライフサポート

理事長 大須賀裕子

☆お知らせ☆ 『わかこま相談支援室主催 学習会』

投稿日:2014年12月9日(火)

☆学習会のお知らせ☆

 

NPO法人若駒ライフサポートわかこま相談支援室主催の学習会を

開催させていただきます。

 

これからの子どもの生活についてみんなで一緒に考える学習会となっております。

 

詳細は以下のページを開いてご確認ください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

学習会お知らせ

 

 

ご質問などございましたら、

上記のページ記載の連絡先、

もしくは法人事務局までご連絡ください。

 

皆様のご参加をお待ちしております。

 

わかこま相談支援室

中村文子

 

ブログ『サービス等利用計画の作成について』

投稿日:2014年12月6日(土)

 「サービス等利用計画」とは、障害のある方が障害福祉サービスを利用したいときに、相談支援事

業所が相談を受けて、サービスを利用する際の計画(ケアプラン)を作成することです。八王子市は

平成25年2月から本格的に始まり、現在福祉サービスを利用している方を対象に、利用者宅へ郵送

で書類が送られてきています。来年3月までに計画を立てなければ福祉サービスを利用できなくなる

と説明されてきました。
 
 わかこま相談支援室は現在までに50人の利用計画を作成しています。内10人が障害児です。

50人の内、知的障害児者10人、難病1人、視覚障害者2人、重複障害児者37人です。また、医

療的ケアのある人は14人です。相談支援専門員は専従で1人、兼務で4人が作成をしています。

わかこま相談支援室の利用者の特徴は、医療ケアのある方や重複障害がある方が多いため、医療・

保健・学校・福祉などの各分野の方達との連絡調整が必要になっています。

また、困難事例の方の計画案作成も特徴です。その場合は、家族支援の担当者と計画相談の担当者と

2人で対応する場合もあります。
 
 八王子市で計画相談を作成した人は全体の2割強になります。平成27年度に支給決定を行う利用

者については、緊急的な措置として代替プランを作成するという案が国から示されました。その内容

は、代替プランを市区町村が作ることで福祉サービスを利用することが出来るようになるというもの

です。その代替プランも、市のケースワーカーが作らなければ、結果的にはセルフプランを出すよう

になります。ですから、現在利用している福祉サービスを記入するだけで良いと言う内容になってし

まいそうです。また、新たにサービスを利用する人やサービスを見直したい人には計画相談が必要で

すが、実際には対応できるだけの相談支援事業所が少なく、十分に対応できていないのが実情です。
 
 1年先送りになったことでほっとしているのは行政だけでなく、相談員である私たちも正直してい

ます。しかし、きっと地域で困っていて、何とか助けて欲しいと思っている人には、先送りがどんな

に辛いことになるかと想像してしまいます。
 
 これから、困っている人たちがサービス等利用計画を作ってもらって、サービスを提供できる事業

所が増えていき、誰もが地域で安心して暮らしていけるようになることを心から願っています。その

ために、障害児者に関心を持ってもらえる人材を育てていきたいと思います。

 

仮認定NPO法人若駒ライフサポート

理事長 大須賀裕子