NPO法人 若駒ライフサポート

私たちは「どんなに障がいが重くても」生まれ育った街・地域で暮らせることを願って、
多くの皆様にご理解ご支援をいただきながら運動しています。

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ブログ『親御さんの想い』

投稿日:2015年10月9日(金)

9月27日に障がい児の親御さんから話を聞く勉強会がありました。ご家族から、「お子さんが生まれた時のこと」や「障がいがあることが判った時の気持ち」、「支えになったことはどんなことですか」などを、インタビュー形式で話してもらいました。

ある若いお父さんが、生まれた時の嬉しさと反面、お子さんが治療を受けている姿を見たときの悲しみを素直に話していました。そして、支えになったことは同じ病気の方達と旅行をしたときに、他の家族が明るく接していることがお子さんを受け止める支えになったそうです。他の親御さんも、やはり同じ障がいの方達との出会いが大きな支えになっていると話していました。

障がいが重いほど、医療や看護職の人との出会いや支えが大きくなると思いますが、地域で生活していく上では、同じ立場の親同士が繋がることが大切なことなのだと思いました。それぞれの障がいや家族形態は違いますが、共感できる理解者になれると思います。

親の会が衰退して親同士の繋がりも希薄になっている現在ですが、もう一度、親の繋がりと親の力を高めていくことが、今必要なことだと痛感しました。そのためにどのように行動すれば良いのか、これからも相談支援をしながら考え、取り組んでいきたいと思います。

「わかこま相談支援室」では、家族支援事業として5人の親が相談員として大きな働きをしてくれています。子どもを育てながら働くことには限界もありますが、障がいを持って生まれた子を育て、共に人生を歩んできた経験を、次の世代の親御さんへ伝え、サポートしていく仕組みになれるようにしていきたいと思います。

 

仮認定NPO法人若駒ライフサポート
理事長  大須賀 裕子

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