私ごとですが、3月で定年退職を迎えます。無事、定年を迎えることができたのは、メンバーさん
始めご家族の方、職員、社員、理事、そして、沢山のボランティアさんの支えがあったからです。
有り難うございました。
そこで、33年仕事を続けることが出来たことを振り返ってみました。
1,共感しあったこと
障がい児と障がい者の生きにくさを共感すると共に、ご家族の大変さを共感し、そして、一緒に働
く職員の大変さをお互いに共感しあうことができた、若駒グループだったことです。
2,同じ目的で働いたこと
33年前は養護学校卒業後は、重度重複障がい者の日中の場はほとんどありませんでした。だか
ら、障がい児者が地域の中で楽しく活動することや豊かな暮らしが出来るようにと、同じ目的で若
駒グループが目指してきたことです。
3,信頼関係を築いたこと
共感や同じ目的で働いたことが、信頼関係の基になりました。いままで、いくつかの食い違いもあ
り、親御さんの存在に悩むこともありました。そして、一度、違う場所で働いたこともあります。
しかし、17年前に戻ってきてからは、メンバーや親御さんは歳を重ねていました。任意団体から
NPO法人をとって、より将来の生活の場づくりへ目指してきました。職員も長く働いてくれる人
たちも増えてきました。職員は私も含めて、働く期間は有限です。しかし、障がい児者とそのご家
族は一生生きにくさと不安を抱えて暮らしていかれます。その立場の違いを乗り越えて、今の若駒
グループでできる精一杯の支援と運動をし続けて、NPO法人として30年後までも継続できるよう
にしていきたいと思います。
4月からも法人で働いています。これから、私の仕事を少しずつバトンタッチしていきたいと思って
います。そして、人材育成と相談支援を中心に私のできることをしていきますので、どうぞよろしく
お願い致します。
NPO法人 若駒ライフサポート
理事長 大須賀裕子