NPO法人 若駒ライフサポート

私たちは「どんなに障がいが重くても」生まれ育った街・地域で暮らせることを願って、
多くの皆様にご理解ご支援をいただきながら運動しています。

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感謝 ― そして恩返し

投稿日:2019年10月17日(木)

今年3月に定年退職し、5月には理事長を退任しました。37年前、私が28歳の時を振り返ると、第二若駒の家に週3日、後の3日は第一若駒の家で働いていました。職員として一緒に入った大西さんも他の作業所と掛けもちで働いていました。

第二若駒の家のメンバーはほとんどが学童の子どもたちで、高津智一さんが初めての卒業 生でした。翌年には卒業生が増えて「青年部」として活動が始まりました。

その当時大きな力となって支えてもらったのが、現在も続けてもらっている「ポニーグループ」と「創価大学社会福祉研究会」のボランティアグループです。

美味しい給食を作って下さるポニーグループと、活動やメンバーの介助をしてくれる学生ボランティアの存在は、今でも第二若駒の家の大きな支えです。そして、学生ボランティアから職員になってくれた人がたくさんいました。

私が定年まで働くことができたのは、メンバーやご家族、ボランティアさんをはじめ多くの支援者と出会え、そして一緒に地域で活動できたからです。心より感謝申し上げます。

「福祉は人なり」との言葉があるように、若駒が長い間「人」を大切にする実践をしてきたことで、とても多くの「人財」に恵まれてきました。

思い出を語るにはこの場では書ききれません。退職の時にアルバムをいただき、その中にメンバーや職員、ボランティア、ご家族などの写真が懐かしく映っていました。一つ一つの思い出を私の財産にして、これからも前向きな人生を歩んでいきたいと思います。

新しい理事長は第二若駒の家に通っているメンバーのお父さんで、鈴木祐三さんです。私の理事長交代の願いを快く受け入れてくださりました。障害の重いメンバーや利用者の立場に立って、法人理念の実現に向けて働いてくださると思います。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。私は、これからはメンバーに寄りそいながら、自分ができる範囲で関わっていきたいと思っています。そして、関わった方たちへの恩返しができたらと願っています。

最後になりますが、これからも若駒ライフサポートが地域の障害者福祉を支え続ける団体として継続できますよう、皆さまのご支援ご指導をどうぞよろしくお願い申し上げます。

NPO法人若駒ライフサポート
前理事長 大須賀裕子

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