NPO法人 若駒ライフサポート

私たちは「どんなに障がいが重くても」生まれ育った街・地域で暮らせることを願って、
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ブログ『小さな森の結婚式に出席して』

投稿日:2015年5月22日(金)

5月の連休に職員の結婚式に出席しました。その日は天候に恵まれて爽やかな一日となり、式は丘の上の素敵なレストランで行われました。人前結婚式でしたので、出席者の前でお二人は誓いの言葉を読み上げて、皆さんで承認しお二人の結婚を祝しました。
 
その後会食となったのですが、若駒の職員を始め、友人や障がい者の方、元職員やボランティアなど大勢の方々が出席されていました。なにより、皆さんそれぞれご家族連れでお子さんの出席が多かったです。小さな赤ちゃんから中学生まででした。職員の皆さんは、いつもの職場では見られないお父さんやお母さんの顔でした。その姿を見たときに、若駒の家を長くやってきて良かったなと思いました。それぞれが家庭を持ち、子どもを育てながら若駒で働いてくれていることに感動しました。なぜならば、私が若駒の家で働いた時はほとんどの職員は結婚すると辞めていく人が多かったからです。
 
そして、もう一つ良かったことは、若駒以外で福祉の現場に携わっていたり、学校の先生になっている人がいたことです。私はいつも、若駒で学んだことをどの地域に行っても生かして欲しいと願っていました。ですから「どんなに障がいが重くても地域で楽しく生きていく」ことを実践しているメンバー達から学んだことを糧に、それぞれの置かれている場所で働いていることに感動しました。
 
こんなにも心暖まる結婚式になったのは、新婦のお母さんがサプライズで遠方から列席されたことや、今回の式を全力でプロデュースした元第二若駒の家のメンバーとご家族、そして第二若駒の家の職員の力があったからだと思います。良い職員集団と職場環境がプライベートな記念日を盛り上げてくれたのだと確信しました。
 
さて、5月23日は法人の通常総会です。2014年度の決算はマイナス決算になりますが、職員が長く勤めてくれてこんなに良い職員達が育っていることを考えると「人が財産」になっていると想い、マイナスもプラスになったように思います。
 
子育てしながら働き続けられる若駒ライフサポートであり続けたいと改めて決意し、お二人が末永くお幸せでありますようにと心から願った一日でした。
 
 
仮認定NPO法人若駒ライフサポート
理事長  大須賀 裕子

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