NPO法人 若駒ライフサポート

私たちは「どんなに障がいが重くても」生まれ育った街・地域で暮らせることを願って、
多くの皆様にご理解ご支援をいただきながら運動しています。

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ブログ「高齢障がい者の支援について」

投稿日:2013年7月16日(火)

あるケアマネージャーから相談を受けました。

65歳になった知的障がい者の方が、A市役所の福祉担当者から、65歳になったから介護保険の認定を受けて、日中通っている通所施設から介護保険のデイサービスに移るようにと言われたそうです。

ケアマネージャーからの相談は、その方が介護保険のデイサービスに移らなければならないのかということでした。

介護保険について国は、障害者総合支援法より優先すると言っているので、そのような対応をしたのでしょう。

しかし、現在使っているサービスまでを変えるとは言っていません。

厚労省の企画法制係係長は、「個人の状況に応じて柔軟に対応する。」と言っています。

しかし、各市町村の担当者は画一的に優先する介護保険を出してくる。

誰のための法律なのでしょうか?

地域で暮らしている障がい者の方々は支援を受けて生活しています。

その方々の営みを法律で変えてしまって良いのでしょうか?

特に知的障がい者の方は、環境が変わることでパニックになったり、心身ともにダメージが大きいです。

これから、高齢の障がい者が増えるたびに、このような相談が多くなると思います。

障がい者と高齢者の支援の違いを認識して、障がい当事者が声を出していって欲しいです。

親亡き後の障がい者の暮らしは、これからの私たちの法人の課題でもあります。

NPO法人若駒ライフサポート

理事長 大須賀裕子

 

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