NPO法人 若駒ライフサポート

私たちは「どんなに障がいが重くても」生まれ育った街・地域で暮らせることを願って、
多くの皆様にご理解ご支援をいただきながら運動しています。

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ブログ『里親の会「ほいっぷ」の紹介』

投稿日:2014年7月26日(土)

横川町に里親の会があり、「地域の子どもは地域で育てよう」を目標に活動しています。その里親

の会は、3つのグループになっています。1つは「里親ひろばほいっぷ」2つ目は「ほいっぷ元気

わくわくジュニア」そして3つ目は「ほいっぷプラチナクラブ」です。

 

私がこの会に関わることになった経緯は、話しが長くなりますが、2年前から定年後に地域の活動

に関わりたいと思って、以前から知っていた高瀬さんの家にお邪魔する機会がありました。高瀬さ

んは30余年前に八王子へ引っ越して来られ、里子さん達4人とご主人とでファミリーホームとし

て横川町で暮らしていました。私たちは生協を通して知り合い、そこから、ファミリーホームの子

供達が巣立った後の部屋を障害者の宿泊体験の場所としてお借りすることになったのです。

 

当時、一番下の里子さんが八王子養護学校に通うことになり、同級生の障害児たちとも知り合いに

なっていた高瀬さんと私は、スペースらせりに助成金を頂いていた【地域福祉財団】へ「障害者の

中長期の宿泊体験の場所をもう一つ作りたい」と何度も話しに行きました。そして、「グループハ

ウスろばの家」を1998年に作りました。その時にろばの家の一室でNさんが一人暮らしを始め

ました。その後「グループホームよこかわ」を開設し4人のメンバーは暮らしていきました。現在

はろばの家の名前はなくなり、「わかこま相談支援室」の家族支援事業に引き継いでいきました。

 

高瀬さんとは長いつきあいになりますが、その間10年近くブランクがありました。そして、2年

前に私も住まいが横川町になったことで、久しぶりに高瀬さんの家にお邪魔することになったので

す。当時のろばの家はそのままあり、その隣にはもう一軒高瀬さんのご自宅もありました。そして、

ろばの家は里親さんや里子さん達が集まって楽しい企画を催したり、親同士でのおしゃべりの場に

なっていました。さらに、元里親さんたちで、現在の里親さんたちや里子さん達の応援をする「プ

ラチナクラブ」を発足しました。

「地域の子どもは地域で育てよう」という活動の理念をもって、八王子の子ども家庭支援センター

から依頼があると短期間の子どもの預かりもしています。核家族の家庭や母子家庭などで子どもを

少し預けたいなどの理由で利用されています。

「ほいっぷ元気わくわくジュニア」は、幼児から大学生までの里子さん達の活動で、元里子の大人

の人たちが話しをしてくれたり、楽しい企画をして共に活動しています。

「里親ひろばほいっぷ」は里親さん達が定期的に集まって話し合いの場になっています。

 

地域で自主的に活動している団体ですが、それぞれの家族が本当の家族以上に繋がりを大事にして

いて、子ども達を大切に育てている姿に感動させられます。障害があってもなくても、うちの子ど

もでもよその子どもでも、地域で子どもを育てることの大人としての責任も感じてしまいます。

 

そして、新たに元ろばの家を有効活用できないかとみんなで相談しています。ほいっぷの会は月数

回だけの利用なので、他に地域の人たちとどんな利用の仕方が出来るのか話し合いを始めました。

もし、関心がある方は一緒に夢を語りませんか?そして、私たちが16年前にろばの家で宿泊体験

した時のように何か始めてみませんか?

 

仮認定NPO法人若駒ライフサポート

理事長 大須賀裕子

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